タキ

X-MEN:ファースト・ジェネレーションのタキのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

このシリーズもういいかな…と思ってたらキタコレ!の第4作目。
時系列ではこの作品が1番最初になるというスターウォーズスタイルでチャールズとエリックの出会いから別れまでを描く。
ホントいままでの3作なんだったのってぐらい面白かった。エリックの(母を無惨に殺した)シュミットへの復讐心が拗れに拗れて我が身もホロコーストの生き残りでありながら世界平和をかなぐり捨てシュミットと同じ思想へと没入していく屈折ぶりが物語をよりエモーショナルなものへと連れて行く。真紅の鉄兜とジャケットに黒いマント、ドヤ顔で自らをマグニートーと名乗るラストシーンはブチ上がるかっこよさだった。
チャールズの元を離れエリックについて行くレイヴンの恋心を思うとこの先を知ってるだけに切ない。超能力が無くなったらお払い箱だったんだもんね…前3作もマシューヴォーンに撮り直してもらいたい。
ミュータントの面々の特殊能力はバラエティに富んでたけど高振動波で空を飛ぶ能力は発想が面白すぎて見るたびに笑ってしまう。あれはよかった。彼にはこれからも活躍してほしい。
ケビンベーコンが年を取らない極悪人の役だったけどどっちも彼をイメージする属性としては完璧で死ぬとこまでブラボーだった。お見事。
タキ

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