Kou

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズのKouのレビュー・感想・評価

3.3
みなさん知ってますか?
ジャバ・ザ・ハットには息子がいること。
そして、あのアナキンに、
1人の『パダワン(弟子)』がいたことを。



興味を持った方は、
まず『SW』シリーズには、
『正史(カノン)』と『レジェンズ』という
枠組みがあることを知ってください。



今までに、SWの世界観に惚れた作者達は、
様々なスピンオフを生み出してます。
しかし『フォースの覚醒』の登場により、
矛盾を生じる作品が出てきてしまいますよね?
そこでルーカスフィルムは、
ep7と整合性の取れた新しい作品を『正史』
それ以外を『レジェンズ』と定めたのです。



今現在、正史映画とされているのは9つ。
『ローグ・ワン』とep1〜7で8つ。
「あれ、後1つは?」
というわけで、これが残り1つの
忘れられがちな『正史』映画。
なのでSW好きにはぜひ観て欲しい。



で、観た感想を率直に申し上げると
「TVアニメ版を見たほうがいい」です。
なんじゃそりゃって話なんですけど。



というのも、ep2→ep3の間に起こった
『クローン大戦』というのは、
3Dアニメ版
『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』で詳細に描かれていていて、
今作はその「序章」にすぎないため。
だからあんまり直接的ではないんですよね。



もちろん見どころはありますよ。
3DCGの特色を生かして、
戦艦やドロイド、服の汚れ、傷など
実写映画と同じに表現していますし、
アニメだからこその“軽快な”アクションも。
(正直ライトセーバーが軽く見えすぎですが)



また、“あえて”
ストームトルーパーを活躍させたり、
アナキンとパダワンの関係など
見ていて新鮮なシーンもたくさん。
ドゥークー伯爵とアナキンの一対一とかもね。



もし時間がある方は
この映画はもうどうでもいいので、
とにかく『クローン・ウォーズ』シリーズ
(特に3DTVアニメ版)
を見てみてください。
(レンタルショップに普通に置いてあります)



そしてその後、ep3を観て下さい。
『アナキンのダークサイドへの転向』
『オーダー66』
共により心に響くはずです。
Kou

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