何気無く手に取ったフリッツラングのこの作品。
本当は『M』を借りたかったのだが、貸出中だった。
『M』は一度youtubeで鑑賞し、レビューも書いているのだが音声ドイツ語の字幕英語で観たため後半の殆どを理解できず…詳しくは私の『M』のレビューを見てくれたらわかります笑
ユダヤ人のフリッツラングはナチスの台頭により亡命を果たした。
そんなフリッツラングの思いがこもっている映画だと感じました。
ごっこ遊びをしているつもりでヒトラーにスナイパーライフルを向ける主人公、それが警備にみつかり捕まってしまう。
拷問を受けた末、命かながら逃げ出す主人公に追っての影が忍び寄る。
サスペンスと恋愛、そして覚悟
1941年に公開されたこの映画は第二次大戦中、その4年後に終戦をむかえることになるのは誰も知らない。
そのことを思いながら鑑賞するとまた違う味わいをもたらしてくれる。