おさつ

風の外側のおさつのレビュー・感想・評価

風の外側(2007年製作の映画)
3.0
安藤サクラ見たさで。

ちょっと待って安藤サクラが制服!?
そう思いきや、まさかの安藤サクラの初主演作で21歳だと...
しかも監督は父•奥田瑛二、母•安藤和津までもが出演している一家集結の作品。

なんだろうな、佐々木崇雄も悪くないんだ。でも彼の役に求めるとすれば、強がりな中に寂しさとか弱さ、葛藤、歪みみたいなものをボソッと垣間見せるくらいの鬱屈さをもっと感じさせて欲しかった。案外素直で声も優しくて、台詞に汚れ(良い意味の)を全く感じない。
ああいう立ち位置の役が好きだからこそ求めてしまう。
ましてやああいう民族問題なども絡めば尚のこと。
そういうめちゃめちゃ影を持ちつつ愛情に飢えた人の、いざ人を好きになったときの濃さとか勢いみたいなのに惹かれるんだよな...(うるさい)
でも悪くはないです!

安藤サクラはアングラ感ないお嬢様役で意外だったけど、でもやっぱりこの頃から安藤サクラなんだなって観ていくうちに感じた。飾りっ気のない中に独特の色気がある。好き。

下関の景色がいいです。
旅をしている気分で観られました。

とりあえず、実父の前で裸になって演技できる安藤サクラはやっぱすごいな。
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