垂直落下式サミング

映画ドラえもん のび太の恐竜2006の垂直落下式サミングのレビュー・感想・評価

3.7
絵柄がテレビシリーズとは大きく変わった劇場版作品。記念すべき大長編シリーズ第一作目のリメイクである。
本作で、タケコプターが使用中に電池切れになるとどうなるのかをはじめてみた。動力が弱くなると体ごと回転してしまい、ゆっくりと下降していくという描写だったが、あの構造だと飛び立つ前に首がねじ切れると思う。テレビアニメでは毎週といっていいほど気楽に使っている秘密道具だが、やはり危険な道具だ。
子供向けアニメがやたらと感動を全面に押し出すプロモーションをするようになったのがこのあたりだが、のび太たちが数に限りのある秘密道具を駆使して原始時代をサバイバルし悪者から首長竜の子供ピー助を守る場面や、ティラノサウルスVSスピノサウルスの巨大捕食者どうしのバトルなどの見せ場に重きをおいていて、子供にとって泣けることがいい作品の条件ではないことは作り手もしっかりと理解しているようだ。
それにしても、神木隆之介くんが声をやっているピー助の「ぴゅーい(棒)」には驚愕してしまった。でも、変にあざとい声の人をキャスティングされるよりはいい気がする。おなじくゲスト声優の劇団ひとりは一人で五役を演じわけており、スタッフロールで彼の芸名の意味を強く意識させられる。