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天国はまだ遠くのバナバナのレビュー・感想・評価

天国はまだ遠く(2008年製作の映画)
2.8
『青空のゆくえ』と同じ、長澤雅彦監督作品。

千鶴は自殺する場所を求めて、夜行に乗り、見知らぬ田舎の駅で降りた。
タクシーの運転手さんが連れて行ってくれた宿は、客を採るのは3年ぶりの寂れた民宿。
そこで自殺に失敗した千鶴は、その宿にずるずる居つく事になるのだった…、
という癒し系の物語。

主人公は加藤ローサが演じていて、宿の若き主人、田村から、
「あんた、自分が思っているより図太い性格してんで」と言われる通り、
天真爛漫な千鶴役がピッタリだったのだが、
田村役は14年前のチュートリアルの徳井義実。
ハッキリ言ってイケメン。
この美男美女が二人っきりで一つ屋根で暮らしているのに、何も起こらないのでじれったい。

ちなみに私は、長澤雅彦監督作品は『ココニイルコト』が一番好きで、
『ココニイルコト』でほんわか癒し系男子を演じていたのが、まだ有名になる直前の堺雅人さんだったのですが、
やはりこの田村役を演じるのは、顔だけではなく、この雰囲気が出せる俳優でないといけなかったのかもしれません。
最近だと、中村倫也かな(でも、この作品も9年前の作品なので、タイミングが合わないけれど)。
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