マチャアキ

老人Zのマチャアキのレビュー・感想・評価

老人Z(1991年製作の映画)
3.7
🎶きたぁ〜のぉ〜酒場通りにはぁぁぁ〜🎤
カラオケで北酒場が懐メロチックに歌われる。。そんなバリバリの昭和時代に未来を見据えたお話。

老人Z。。老人看護の最終形態🤖といったところでしょうか。カプセルベッド的なそれは、様々な機能が付いた夢の介護ロボ。表向きは旧厚生省が発表した搭乗型介護機だが、その裏で軍事用モニターが取られていることは隠されている。

搭乗する老人、高沢から助けを求められ、暴走するZ-001号機を追う看護学生の晴子。それらを阻止しようとする厚生省役人やロボット開発会社の社員ら。さらには晴子をバックアップする看護学校の友人や併設病院のスーパー爺トリオたちが絡んで、わっちゃわちゃな状況に。

猪突猛進、何でもかんでも取り込んでデッカくなっちゃったZ-001号機は、まるで乙事主さまやカオナシを彷彿とさせる。一つの普遍的なテーマが物語を支えているため、飽きる事なく観ることができます。が、ボクには最後のシーンは要らない気がしました。でもギャグ漫画として観ると許せる気もします。

原作、脚本、メカデザインは大友克洋氏、キャラクターデザインを江口寿史氏が。んでもって、北久保監督って。。まだまだ知名度の低かった神山健治氏、今敏氏、スエゼン氏などなどなどなど神懸り的な作品。
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