派手さはないが、心に残る。
たまにはこういう作品も観なきゃね。
アンドリュー・ガーフィールド主演ってことぐらいの前情報だけで充分ですな。
観賞後気分が良くなる類いではない。最初から画面に漂う違和感、不穏な空気は100分の上映時間を通じてじっくりと、確実に色濃くなっていく。
ある種の無垢さ、爽やかさ、イノセンスな雰囲気を持つガーフィールドだからこそハマってる役。
善悪とは何か、加害者の人権はという話だけど、多面性・多様性を持つめんどくさい生き物である限り、必ずつきまとう問題。
言うなれば視点の問題なのだけど、感情や立場や状況によって如何様にでも烙印を押されてしまう。正しい、悪いとか改めて考えるキッカケになった。