陽気なジャマイカン、氷上を突っ走る!
オリンピックを目指す才能溢れるスプリンター。しかし、オリンピック行きが懸かった予選会でアクシデントに巻き込まれオリンピックの道が閉ざされてしまう。どうしてもオリンピック出場の夢を諦めきれない彼は、かつて同じく優秀なスプリンターであった父がボブスレーへの挑戦を勧められていた事実を知る。ボブスレーでの冬季オリンピック出場を目指すため、勧誘した張本人であるかつての名選手を訪ね、何とかコーチについてもらうこととなる。かくして、雪とは無縁の常夏の島国ジャマイカ初のボブスレーチームが結成され、冬季オリンピックに殴り込みをかけることとなった!
というお話。
雪はおろか寒さにも縁がないジャマイカの若者たちが奮闘する様はおもしろい。カルガリー空港に着いた時の装いがあまりに頼りなく、案の定寒気の餌食になる様が一番好き。
それでも懸命に競技に取り組む中で育まれる友情や、逆境に立ち向かう姿勢、人間的な成長はややベタながら爽やかな感動でいっぱい。陽気なスチール・パンで奏でられる曲の数々も映画の魅力を引き立たせる良い役割を担っている。
寒い今の時期に見るのが逆に乙なものにも感じます。カリブの島に旅行したいわ。
music by hans zimmer
↑これは驚いた