トトCINEMAライフ

アンドロメダ…のトトCINEMAライフのレビュー・感想・評価

アンドロメダ…(1971年製作の映画)
3.5
SF感染パニック映画

全編を通じて殆ど音楽が無く、効果音代わりの早打ちタイプライターの音が不気味過ぎて、下手なオーケストラより恐怖感を増幅させる💧

数年後に公開された、これもSF感染パニックの「カサンドラ・クロス」と重なった

不気味さと、何か重大な事が起きているにも関わらず調査の為の科学者達の淡々とした態度や、やり取りの演出が、余計に不気味だった…

1971年のロバート・ワイズ監督(サウンド・オブ・ミュージック、砲艦サンパブロ、ヒンデンブルグetc.)のSF作品だが、冒頭から派手な盛り上がりがある訳でもないのに、観る者を惹きつけるのはさすがだ

但し、感染者より科学者達の余りの消毒・抗菌シーンの連続にはちょっと中弛みの感は否めない

約50年前の作品でありながら、古いとは感じさせないのは現在(2018年)から見ても、同等かそれよりも先の時代を予測して想像で作られているからだろうか?

現在までのSFパニック映画の「危険が迫っているのに研究対象に興味深いと、つい嬉々としていまう科学者」というイメージの原型?!が複数人登場する…

また、舞台装置やコンピューターとのやり取りは、まるで"2001年宇宙の旅"をふと思わせる

当時の時代背景を感じさせながらも、実は国家の危機があると、その道のスペシャリストが優先順位を付けて決められている…システムが確立している危機管理は大事だが、中央管理システムの空恐ろしさを感じた💧

どちらにせよ、何も解決していない😌

PS:何だかんだ思いつくまま書き殴ったけど、実際とても難解だよ💧
特に、ヤサグレた女性科学者のバックボーンとか、科学者同士の相性とか…😅