『おっさんとおばちゃんだけの映画』
「ジュラシック・パーク」の原作者マイクル・クライトンの大出世作が原作のSF映画。
落下した人工衛星に付着した殺人細菌と科学者との戦いを描く。
実は私、この作品が大好きでして、もう何回も観ているんですが、いや何回観ても面白い。
徹底的にドキュメンタリー風に演出されたストーリーとか、耳障りだけど頭に残って離れない音楽とか、多用されるスプリット画面のSF感とか、今観ても充分未来感のある豪華なセットとか、急転直下のクライマックスとか、もう挙げればきりがないほど好きな場面だらけ。
ただひとつ、登場するおばちゃん科学者のそこはかとない無能感が気になるといえば気になるかな。(はっきり言えばかなりうざい感じで描かれている)
今こんな作品は絶対に作られないと確信できる。
リメイクされたとは聞くのだけど、どのような作品になったのか興味はつきない。
主要登場人物はおっさんおばちゃんだけ。アクションはラストまでないし、基本的に地味な一作なのにどうしてこうも目が離せないのか不思議な傑作。
ただホントに地味なんだよねぇ。
なかなか他の人に薦めにくいよねぇ。そこそこ長いしねぇ。
少し他の方のレビューでも見て、どこがおすすめどころなのか研究でもするとしましょうか。
NHKBSプレミアムにて。18.07.28
2018#067
