通りすがりのナポリタン

ダニー・ザ・ドッグの通りすがりのナポリタンのレビュー・感想・評価

ダニー・ザ・ドッグ(2005年製作の映画)
4.0
急にジェット・リーにハマってしまったので鑑賞、かっこいいジェット・リーと可愛いジェット・リーのオンパレードで最高だった。

金貸しであるバート(ボブ・ホスキンズ)は幼い頃から首輪を嵌められ犬のように扱われ、殺人マシーンのように育てられたダニー(ジェット・リー)を使い、悪徳な方法で金を滞納する人達から金を巻き上げていた。ダニーは外の世界を何も知らず感情も失っていたが、ピアノだけには関心を示していた。そんなある日、骨董品倉庫へと仕事をしに来たバート一行はダニーを骨董品のピアノが置いてある場所に待機させていた。そこにピアノの調律師である盲目のサム(モーガン・フリーマン)が訪れダニーと偶然にも出会う、最初は警戒していたダニーだったが、サムの弾くピアノに惹かれていった・・・

首輪をつけたダニーもといジェット・リーが心を開いていくというトンデモ設定の映画。しかし、キレキレのアクションシーンとダニーとサム、そしてサムの養娘であるヴィクトリアとの暖かい日常のバランスが取れていて良かった。何も知らないダニーがピアノや外の世界の美しくて楽しいものを通して徐々に人間になっていくのは微笑ましいし徐々に明らかになるダニーの過去と対比されているようで少し切ない。そしてジェット・リーのキレキレで素早いアクションは必見です。ストーリーの要となるピアノはダニーの心の支えだと気づくシーンからラストシーンまで物語の軸となっていた!ラストシーンでは思わず涙が出てしまう、ダニー良かったね😭

とにかくジェット・リーが良すぎる。撮影当時、40歳を超えているはずのジェット・リーだが、40歳超とは思えないほどの無垢な目線と子犬のような純粋で可愛い演技、そして爆発的なアクションシーン!ジェット・リーの魅力がたくさん詰まっていてもう眼福、好きになっちゃう😭アクション俳優のイメージを覆された!
サム役のモーガン・フリーマンは優しくて愛に溢れていて最高でした。ダニーと抱き合うシーンは暖かすぎて陽だまりのようだった。
敵役のバートはすごく悪い人なのに何故か憎みきれないという不思議な役どころ笑

ジェット・リーの魅力がたっぷり詰まった素敵な映画でした!