原作漫画は取り敢えず置いといて、少ない予算で『遊星からの物体Ｘ』『エイリアン』『アビス』をやってやろう！
その意気や良し。
かなりコメディ色強めだが、しっかり怖いのはさすが。
白塗りの生首はどうしたって怖い。
チープさが醸し出すおぞましさ。
タイトでテンポが良いのもポイント。
だが説明不足や唐突さは否めず。
キャラクターも主役二人以外は添え物なのも残念。
そんなのは百も承知。
予算や尺の関係もあるのだろう。
今見てもかなり映像は綺麗だった。
これがフィルムのポテンシャルか。
ヒルコの不憫さも良かった。
『学校の怪談』シリーズにも繋がる邦画SFXホラーの系譜。
こちらはかなりグロテスクなので完全に好事家向け。
一夏の思い出、にしては人死にすぎ。
学会とかそんな問題ではないだろう。
