カラフルなパジャマ工場を舞台にした、労働争議(?!)ミュージカル。
鉄火肌だけど恋には奥手で頑固という十八番キャラのドリス・デイ、マッチョな相手役のジョン・レイットの主演二人はどうも見ていられず、
研ナオコに激似のキャロル・ヘニーはじめ、うるさくも賑々しい脇役陣が良かった。ヘニーがボブ・フォッシーの振り付けで歌い踊る"Steam Heat"と"ヘルナンドの隠れ家"のナンバーがハイライト。
(ヘニーは元々のブロードウェイの舞台版でトニー賞を受賞しているが、残念ながら早逝している)
ラストの"7and 1/2cents"は、大団円としてはもの足りず、それこそ『アパートの鍵貸します』のオフィスを彷彿とさせるパジャマ工場で華やかに終わってほしかったな。