ゴシちゃん

ブロンコ・ビリーのゴシちゃんのレビュー・感想・評価

ブロンコ・ビリー(1980年製作の映画)
4.3
クリントイーストウッド監督主演のハートウォーミングコメディー 1980年作品
イーストウッドの作品の中でも特に好きな作品の一つです。

哀愁溢れるオープニングのカントリーソング
それぞれ辛い過去や罪をもちながらも、ワイルドウエストショーの登場人物になりきっているメンバー
今はたくさんの子供たちを喜ばせる為、時には孤児たちを勇気づける為にボランティアのショーを行う事も
そんな貧乏旅の一座に
事件に巻き込まれた強気な金持ちお嬢さんが加わり旅がつづきます

初見は85年、淀川長治さんの「日曜洋画劇場」でのTV放送
もちろんイーストウッドの吹き替えは山田康雄さんでした。

80年代後半にワーナーからビデオソフトが発売されたので初めてオリジナル版を観賞
2000年代に入ってDVDで再観賞
今回は少し前に録画しておいた、BS東京で放送されていたイーストウッド無双、DVDには入ってなかった日本語吹替えで久々に観賞いたしました。
85年の放送の時よりもさらにシーンがカットされていたのでその辺は少し残念でしたが、コメディーという事もあって、オリジナルよりも山田康雄さんの声が雰囲気出てるように私は感じます。
ほとんどルパン三世って感じになってますが(笑)

印象に残っている場面
酒場でのトラブルから拘束されたメンバーの一人が脱走兵で手配中だった事がわかります。
このメンバーを釈放してもらう為、ブロンコビリーは有り金すべてを持って悪徳保安官に面会
「この金で、目をつぶって欲しい」と頼むビリー
見下した視線でボロクソにビリーを罵りまくる保安官

耐えるビリー・・・

最初この場面を見た時、これまでのイーストウッドだったらこの憎らしい悪徳保安官を叩きのめしてくれるはずなのに、どうして黙ってるんだ!なんでだ!
なんて思って見てました(笑)

翌日、学食で早速友人にこの場面の話をしたら
「おまえ違うぞ!分からないのか、それこそ漢じゃねえか!」
と叱られた思い出があります。

この作品、なんか好きなんです。

4Kでリマスターして、日本語吹替も追加収録してブルーレイ出してくれないかな~
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