りょうた

エレファントのりょうたのレビュー・感想・評価

エレファント(2003年製作の映画)
4.0
実際にあった高校生の銃乱射事件を扱った作品。

ジョン、イーライ、ネイサンとキャリー、アケイディア、エリックとアレックス、ミシェル、ブリタニー、ジョーダン、ニコル、ベニーらの人物から見た銃乱射事件の当日(エリックとアレックスは前夜も)を重層的に描いた作品。

人物の背中を追う長回しが多用されており、ガス・ヴァン・サント監督曰く、観る人に考える時間と現実感を与えるためだという。またカメラがある人物からある人物へと「浮気」するようについて行く。

それぞれの人物に対してどのような人物なのかと感心を持っていたが、後半で死というピリオドが次々とうたれて行く様を見て、何とも耐え難い気持ちになった。
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