Jeffrey

エレファントのJeffreyのレビュー・感想・評価

エレファント(2003年製作の映画)
3.5
‪「エレファント」‬

映画『elephant』の意味を大抵の人はリビングに置いてある像の置物の様に見て見ぬ振りをする意味で記憶してると思うが実際は人を殺した犯人2人を猛烈に皮肉ってる。像と言う生き物に知識は通用しなくて犯人も像と一緒で知識が通用しないから無差別に人を殺す救いようの無い人間が本来の意味。 ‪冒頭、校庭でアメフト練習。秋空、日常風景と不平等な縮図…廊下を歩き教室へ。同性描写…本作はコロンバイン高校銃乱射事件を描きパルム受賞したサントによる静寂を極め滑かなカメラワークと共に像の習性を知る事により本来のメッセージを解き明かし、我々観客に考える時間を提供した作品だ。‬それにしても静寂な映画にエリーゼのためにがものすごく強調された作品だと感じる!流れる空雲から始まり流れる空雲を写し終わってしまうこの作品はたったの80分ダイ。様々な若者の学校スタイルを写し…問えばカフェテリアで噂話をする女の子たちやグランドでアメフトの練習をする青年、同性愛者をどこでどう見抜くかを語りまくる会や図書館にボランティアとして行くインテリ系のいじめられ女子など。後にピューリッツァー賞を受賞することになった1999年4月20日コロンバイン高等学校の悲劇はまさかのナチスドイツのヒトラーの誕生日四月20日に決行していることから、かなりのサイコパスどう思われる!後に警察が分析してこの2人はサイコパスと判明されたようだが実際はどうか。個人的にこの映画を見て衝撃だったのが拳銃の撃ち方は一丁前に理解しているのにキスのやり方すらわからない未熟な少年がバスルームで2人で初めてのキスをするシーンこれはなかなか衝撃だった!このシーンに対しては多分脚色されているが、さすが同性愛者作品を世に多く出してきた監督の真骨頂だ。ところで話を戻すようだがサイコパスというのは果たして自殺をするものなのだろうか!そこの点が個人的にはかなり引っかかる!かなり昔にテレビで放送されていたこの2人に対しての特集を見たのだが一方的にサイコパスと決めつけられないような感じがしてならない。それからこの悲劇をYouTubeで当時のニュースを繰り返し見てきたが本当に普通の日常の高校生の姿いわゆるファッションなどどうしてこんなにださく感じるのだろうかと思えた!やはりテレビ映画のおしゃれな高校とはまるでかけ離れた現実の高校がそこにはあった。だがその映像には狂気に満ちた雰囲気と悲しみに満ちたシーンがあった。そして時代は21世紀になっても米国では数多くの高校での銃乱射事件が起きている…。銃問題がなくならない限りこのエレファントと言う作品には永遠に語り継がれるであろう。
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