「エレファント」に投稿された感想・レビュー

踊る猫
踊る猫の感想・レビュー
2016/10/14
4.2
数多いガス・ヴァン・サントの映画を全て観てきたわけではないので憶測になるが、彼の映画は(この作品のようにひとりひとりを長回しで淡々と撮るという工夫が為されていても)そのキャラクターたちの「人間性」「個性」とでも呼ぶべきものが伝わって来ない。「人間臭さ」が良くも悪くもない印象を受けるのだ。だから彼の映画は何処か現実をモデルにしていても現実離れしていて、謂わば「寓話」を描いているような印象を受ける。大人のお伽噺……それが極端な悲劇性と結びつけばその悲劇が逆に悲劇として伝わらないという「ズレ」を見事に生み出し『ラストデイズ』のような傑作を生み出すのだろうが、そうでなければ単なる「良く出来た『寓話』」として終わってしまうのではないか。むろんこれは個人的な受け取り方の問題だが……その意味ではこれもまた私にとっては「良く出来た『寓話』」だった。点数が高くなったのは悲劇性が勝っている題材の勝利だろう。
taka
takaの感想・レビュー
3時間
5.0
大学施設で最初に見た映画で最後に見た映画。実際にあった事件っていうのを知り驚いた。高校に通うそれぞれの生徒を撮っていて、それがリアルで。そんな日常に事件が起きて。あんなに簡単に銃が買えてしまったとは…
HANS
HANSの感想・レビュー
2日
3.8
本当に起きた事件の話。
それぞれの生徒の物語が流れ、そのあと事件が起きた。すっごい怖いね。
映画自体とすごい変わってる映像の回し方。
こまち
こまちの感想・レビュー
2日
3.7
「月光」バックの長回し、良い。

すれ違う彼ら、彼女らの日常。
彼ら彼女らにもそれぞれの生活がある。
ごく普通の、ティーンの生活。

高校という独特な世界を、彼らはズンズン進んでいく。カメラは(観客は)その背中をついていく。
誰かの噂話が耳に入る。

ありふれた高校生活の微笑ましさから一転、終盤の不穏な空気にビリビリする。
不満、憤り、劣等感。
圧縮された思春期の感情に窒息しそう。

「桐島」っぽいなー
と思ってたら、やっぱり「桐島」と「エレファント」の関連はよく指摘されてた。
「桐島」の元ネタこれだったんだ、知らなんだー。
そら
そらの感想・レビュー
2日
3.8
センセーショナルな事件が起きると、
そこに大きな心の闇や同情しうるような理由を探して
納得したいと思うものだけども、
実際はただ淡々とそれが行われ、
その事件を知った私たちも淡々とした日々が
過去のものにしていくのだと、
映画が教えてくれた気がした。
涅槃
涅槃の感想・レビュー
3日
5.0
ガスヴァンサントらしい全編にわたるちょっと暗い感じと、銃の問題を取り扱うアメリカ映画らしさがよかった。

ベートーヴェンのピアノソナタとエリーゼのためにが使われていてそれが印象的だった。その代わりに前編基本的にサントラらしいものは無い。

各登場人物の視点から描かれてるのもおもしろかった。話少しずつ進むにつれなにか悪いことが起こる気がするのが確信となっていく…。

最初に銃の問題を取り扱っていると書いたが、この事件の問題の本質はそこじゃないと思う。
人を殺しても何も思わない、この心が問題なのだ。彼らはどうしてこれをするにいたってしまったのか……。
実話だなんてショック。
ghostboat
ghostboatの感想・レビュー
4日
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大傑作。アラン・クラークの作品と併せてオールタイムベスト。
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