エレファントの作品情報・感想・評価

「エレファント」に投稿された感想・評価

ドラマ性を一切排除することで事件とか悪事そのものを体験できる。
Cozy39

Cozy39の感想・評価

3.1
同じコロンバイン校題材でも、ボウリング・フォー~より、若い人にはこちらの映画の方が心に響くものがあるのでは、と思います。
どちらもドキュメンタリー風ということだけは共通はしてるけど、問題提起その他手法はここまで違うかという映画。

あと撮影方法が複数視点で交差視点とでもいうのだろうか? 変わった撮り方で面白い。
淡々とした映画ですが、ごく普通のアメリカの郊外の高校の、様子や雰囲気が分かるのも興味深いです。

映画の設定上、ボウリングでなく、別のものに変わっていますが、それがまた哀愁を誘う感じ。
「キスも知らない17歳が
 銃の撃ち方は知っている。」


淡々と静かに進む日常を
固定しないカメラによる長回し
どうでもいい会話
効果音や音楽のない静けさ
たっぷり約1時間使って強調し続ける。


そして突如、非日常を私たちに投げつける。
ただただ投げつけられた。
実際にあった銃乱射事件をモチーフとした作品。
過度な演出なく淡々と描かれる様子が非常にリアルで、ただただ不気味である。

悪く言えば掘り下げが甘いと言えるのかもしれないが、テーマが複雑なだけに俯瞰的な視点で事実だけを描く演出に対し、個人的には好印象を受けた。

見終わった時に何を感じるか、
それこそがこの作品のメッセージだと思う。
tkmsten

tkmstenの感想・評価

3.7
犯人の少年が弾く拙いベートーベンが追い求めても手にできなかった美しさを想わせる。

キラキラ輝いてる日常もそうでないものも見境なく終止符を打たれる感じ。
ノーカントリーのコイントスを思い出した。
なつみ

なつみの感想・評価

3.4
期待してただけに思ってたのと違った
構造が明日君がいないと似てた
犯人が乱射しようとする経緯は書かれてるけど
いまいちしっくり来ないなあ
虐められてたシーンも少なすぎた
ほかの人たちは淡々とした日常を表現出来てたけど尺が長すぎる
もっと日常から非日常のガラリ感がほしかった
映画の結末を投げられるこのタイプの映画を見るたびに思うことがある。
そんなの分かる訳ないし、理解不能ということだ。
殺したくなる気持ちも分からないし、いじめをしようとする気持ちも分からない。
しかし、その時間を共に過ごしている訳で、何もしていない自分が殺される時にはきっといじめていた人たちを恨むのだろう。じゃあ事前に対策をすれば良いじゃないかと言われると、そこまではしたくないとどっちつかずになってしまう。
1つ言えることは、原理主義者として物事を正当化するなよということ。
いじめる理由や殺す理由などそもそもない。
それを考えるところから物事は始まる。
見ず知らずの人が別の場所で同じような会話をしている。共通点はあるかもしれないのに分かり合うことはないかもしれない。
どんな生き方、どんな出来事を経ていれば誰かを救えるのか、また殺めてしまうかもわからない。
だがやはり、それぞれどこかで繋がっている。考え方、また、人との繋がり、その人との繋がりによって。
もし自分があと数時間後に殺されるなら何をしているだろう。
最愛の人と時間を過ごしているか、自分が好きなことに打ち込んでいるのか、自分に対して自信が持ててないのか、見ず知らずの人の命を救っているのか、誰かの悪口を言っているのか、誰かを信じているのか、それとも裏切られているのか。様々だろう。しかし、どのタイミングで、いかなる理由で死ぬかはわからない。そのいつ来るかわからない時を恐れて自分は生きていけるだろうか。わからない。それが人生だろう。

そして、死ぬことがはっきりとわかった時自分はどうするのだろう。
AO

AOの感想・評価

5.0
湿ったかわいさに喘ぐ
>|