果しなき欲望の作品情報・感想・評価

「果しなき欲望」に投稿された感想・評価

SLの車輪横ローアングルなOPと3D的に流れるテロップがかっこいい。
冒頭の時計が印象的な駅舎前での登場人物集合シーンはスリリングかつスタイリッシュ。
地上地下で分割された画面なども斬新でよかった。
ラストの土砂降りの逃亡劇も大迫力。
残念なのは作品とは関係ないが音質の悪さ。台詞が70%しか聴き取れないからストレスたまる…。
細かな感想は後日

「楢山節考」とか「うなぎ」も
観たけど個人的な今村昌平ベストは
この作品
なお

なおの感想・評価

3.8
私がイメージする今村昌平作品とは違うけど、エンタメ要素のあるケイパーもので、なかなか面白かった。

軍から奪い地下に埋められた大量のモルヒネを掘り当てて、一儲けしよう!っていう話。

途中のてんやわんや感が笑える🤣 

このまま、笑い路線で進むのかと思いきや…
最後の展開は圧巻👏

渡辺美佐子の悪女ぷりが最高でした。

最近古い映画を見てて、思うけど、邦画の女性像ってヨーロッパ的。凛としてるし、芯があってカッコいい。
二兎を追う者は一兎をも得ず、欲深い人は損をする。
中本

中本の感想・評価

3.6
ギラついた表情。横殴りの雨。地上と地下のカットもドリフ的。発射されない拳銃。食べたかったものが食べられた感じの満足感。
クセが強い。

このレビューはネタバレを含みます

昔からクチャラーは嫌われてた。

冒頭の集合場所の駅前、ロケ地がどこなのか気になる。
日活公式サイトには「高岡市(姫野駅、姫野駅周辺商店街)」とあるけど、これだけ鉄道マニアがいる時代なのに誰も高岡市(なんなら日本国内)に姫野なる駅が存在したとは書いてないし、高岡市姫野にある中新湊駅をストビューで見ても映画の風景とは似ても似つかないし謎。
姫路駅かなとも思って昭和の駅舎の写真検索したけどやっぱり違う。
ご丁寧に遠くに見える建物の看板も「姫野交通」となってるし手がかりつかめず。セットにしてはスケールでかいし1958年でこれだけ駅周りが発展してるので結構な都会だと思うんだけど探し当てられなかった。
茶番

茶番の感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

昔の映画の雰囲気が好き。でもステレオタイプな強気の女性とか喧嘩っ早い男とかは少し食傷気味かもしれない。あとこれは個人的な話なんですが前職の社長的な雰囲気の人がいたので若干気が散りました
顔の知らない仲間で集まるつもりが予定より1人多かった……という今でも色褪せないサスペンス導入なわけだけれど思いもよらず死人が出ちゃう展開。てっきり笑える感じかと思ってたので求めていたものが「12人の死にたい子供たち」とちょうど逆だった。あれも1人多いモノだよね。
そんでまあ1人死んじゃうのもまあしょうがないか、「麻雀放浪記」もそうだったしな……あれ面白かったな……って思ってたら「そして誰もいなくなった」というね。まさかのバトルロワイアル系。
見てるときのメンタル的な問題なのかちょっと疲れるな、みんなその女好きすぎだろ
うざい裏切り爺さんの一人勝ちかと思いきや誰も幸せにならない
「欲の年季が違う」「しぶとい奴の勝ち」っていうのがテーマかつ面白いとこだな
久しぶりのイマヘイ作品鑑賞。しょっぱなからの殿山泰司、西村晃、加藤武の登場に1950年代の日本映画の豊かさを噛みしめる。この直後には小沢昭一と渡辺美佐子が出てきてしまうんだから堪らない。どいつもこいつも腹に一物秘めていて互いに出し抜いてやろうという雰囲気を醸し出しながら、しかし楽ではない穴掘りでモルヒネを狙うには5人の団結が必要だってことで一悶着ありながらも何とか獲物に辿り着いたは良いが、最終的にはみんな死んじまってジ・エンドってのが効いている。ここに長門裕之と中原早苗の恋模様が絡んで作品の印象はケイパーもののプロトタイプを踏まえつつもラブコメ要素あり。人間の業を見据えつつも軽やかな演出はまさにイマヘイ自身の言う重喜劇そのもの。例によって姫田真佐久と黛敏郎は良い仕事してます。この監督の作品は後年の教訓性やらヒューマニズムが前面に出たものよりも『にっぽん昆虫記』『赤い殺意』『豚と軍艦』なんかの傑作が揃った60年代までの方が明確に面白いと再認識であった。
AS

ASの感想・評価

4.0
2015.8.4
>|