レオパルド

バトル・ロワイアル II〜鎮魂歌(レクイエム)〜のレオパルドのレビュー・感想・評価

3.7
今作では戦争をします。

前作で生き残った七原(藤原竜也)がテロリスト集団を率いるリーダーに。

それを鎮圧しようにもまたも自分の手は汚したくない汚い大人は「BR法」を改定、今回のクラスにはバトルロワイアルではなくテロリスト集団を抹殺してこいとの命令を下す。

昔の自分達のように「BR法」に縛られた生徒とは知らず、七原達はテロリスト(子供)と大人ではなくテロリスト(子供)と子供が殺し合うという最悪の事態を招いてしまう。

戦争と言うだけあり戦闘シーンはスケールアップしていますがラストに「あの国」の登場と「あれ」で幕を引くというのがこの映画らしく、腐った大人の仕切る日本の姿だと虚しく、悲しく、やるせなくなりました。

自分の国の未来(子供)を育てられない国に主導権はない、無能な大人の世界に日本をしてはいけないという反面教師的な見方で観ていました。

有り得ない世界じゃない。
そんな危機感をもって見ると世界観がよりリアルに楽しめるとおもいます。

もし現代にこの法律が存在したら、、、あなたは自分の子供に顔向けできますか?

深い映画をありがとう。