Jeffrey

ソサエティーのJeffreyのレビュー・感想・評価

ソサエティー(1989年製作の映画)
3.5
‪「ソサエティ」‬
‪冒頭、恐怖を感じる青年の姿。彼の名はビル。社交パーティー、家族、秘密。浜辺でサンオイル、接吻、お触り、殺人。今、人間と人間が融合して新たな生命体になる…本作はホラー監督であるB.ユズナによる全く新しいジャンルを開拓した異色中の異色作で、ドロっと、ヌメっと…グチャッと。この表現が相応しい品性下劣な映画たが、個人的には大好きです。とにかく注意して欲しいのがマジでグロ気持ち悪い。主演のB.ワーロックが凄いイケメンで、この80年代の顔立ち堪らんわ。さて、物語はシュールを極め、主人公の青年ビルが流砂階級が楽しむとある秘密に疑問を持った彼が徹底的にそれを調べあげ始める。そうするとそこには別世界に変わったとんでもない団体の乱交パーティーが開催されていた…とこの映画出てくるキャラクターが個性的で結構面白いんだよね。例えば浜辺で出くわす巨漢の女やスーパーモデル並みのビキニ姿の女の上から目線な感じの対応とか。やはり人間が気持ち悪く合体して股間から顔が出たりもはや原型をとどめてないメタモンみたいな状態になっているこの特殊メイクは今の時代じゃもう再現不可能だろう。資本主義を馬鹿にして富裕層の下劣な遊びの表現を徹底的に馬鹿にした傑作だ。誰しも自分が全く知らない社会があるもんだなぁと思わされる。‬ ‪まだ未見の方はお勧めです‬
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