ぽち

日曜日は別れの時のぽちのレビュー・感想・評価

日曜日は別れの時(1971年製作の映画)
2.3
この監督とはどうも趣味が合わないようで、今まで3作品観ているがどれも赤点。
今作は今まで観た中では一番面白かったが、それでも世間が絶賛するような作品とは思えなかった。

静かに三人の生活を描き出しているのは好感が持てるが、キャラに感情移入ができないのと、登場人物の関係が説明不足でストレスが溜まる。

そして一番幻滅したのがラスト。
そこまで必要なことはナレーション方式で語らせていたのが、なぜラストだけ視聴者に話しかけてしまう?
ここだけまったく別カラーとなり映画を観ている自分を強烈に意識させられてしまう。

コメディなどでは良くある手法だが、これをドラマなどでやるとリスクが高く「全てぶち壊し」ぐらいの破壊力があると思う。

個人的には今作でのこの手法は失敗だったと感じてしまう。
ぽち

ぽち