あえて冬に再鑑賞。青い空、入道雲、新緑、朝顔、スイカ、高校野球。日本の原風景を切り取ったような細田守監督が描く夏の情景はやっぱり良いですね。
毎年夏に行っていたおばあちゃんの家を思い出します。そんな自然あふれる田舎を舞台に描かれるのはまさかのデジタルな戦い。それでもネット社会と日常と家族の問題が絶妙にシンクロし合った作品でした。
ネットを舞台にした映画でありながらも家族が一致団結する姿が描かれているのも好印象。大勢でモニター越しに戦ったり、食卓を囲んだりする姿は見ていてなんだか微笑ましかった。
ただ、少年の成長や家族の絆を描くのに、サイバーテロや人工衛星落下クラスの大事件を引き起こす必要があったのか？とも思ってしまいます。ちょっと荒唐無稽。
花札勝負というのも変化球が過ぎるかと。ルールを理解して観れた人がどれだけいるんでしょう？コイコイ！と世界中が応援する流れの中で自分は完全に取り残されていました。（笑）
