コマミー

サマーウォーズのコマミーのレビュー・感想・評価

サマーウォーズ(2009年製作の映画)
3.9
【繋がって、強くなる】


[気まぐれ映画レビューNo.88]



現在公開中の"細田守"監督作品「竜とそばかすの姫」を観るにあたって、やはりこの作品を観ずにはいられないだろう。
「竜とそばかすの姫」と同様に、"バーチャル"を通じて物語が進んでいく作品で、その中の数多くの"繋がり"と共に、主人公が成長していく物語だ。

高性能なインターネットの仮想世界「oz」が謎の人工知能「ラブマシーン」に乗っ取られる。それを1人の高校生"健二"が、憧れの先輩"夏希"とその"大勢の家族"に助けられながら、数式などを用いて救いに行くと言うあらすじだ。

細田監督が一気に観客の心を鷲掴みにした作品が本作だ。そして誰もが「これを観なければ、夏が始まらん!」とも豪語する本作。
私は本作がそこまで愛される理由は、やはり第一が物語が進むにつれて、仮想世界でも現実世界でも"徐々にバラバラだった人々達が繋がっていく"ところにあるのだと思う。
現実世界の健二と夏希や夏希の家族は、こころがバラバラだった。夏希の家族は"名家"と呼ばれる家柄で、一見団結しているように見えるがバラバラである。しかし、バーチャル世界の危機を見つけて、バラバラだった心が世界中を巻き込んで固まっていく。

そんな瞬間が、皆好きなのだと思うのだ。
そして本作を観て思い出すのは、スピルバーグの「レディー・プレイヤー・1」だろう。両者はどこか似ている要素を持っていて、両者共に「繋がり」をバネにして物事の解決へと進んでいる。

そう、いつの時代でも繋がりは"大きな武器"にする事ができる。


そしてその繋がりは、"身近な所"で、手に入れる事が出来るのです。