カンパッチー

ミリオンダラー・ベイビーのカンパッチーのレビュー・感想・評価

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)
3.8
一回目観た時は二度と観るかと心に誓い、2回目は希望もあることに気づき、3回目はやっぱりキツいんじゃあ!と心が折られました。ブルーベアは言わずもがなその後の家族ですよねぇ…、しかし悲しいだけのお話ではなく命の尊さや儚さ、お互いがかけがけの無い存在に変わり、最後には苦しませまいとする優しさもあるんだと私は思います。

ただその後の彼女の話に対して、ブルーベアの反則負けやなんやらは関係ないにせよ何かしらの罰とかなんかは欲しいですよね、判定した後の反則じゃないですか、やっぱり許せないですし、家族のディズニー帰りの服を観て、更にディズニー嫌いになりますがな!

デンジャーだけが本当に唯一の救いだったなぁ…リングに立ち続ける者だけが夢を持てるんですよね、しかし最後に戻ってきたとき、デンジャーもマギーやクリント・イーストウッドと同じく顔半分に強い影が映ってるんですよね…マギーと同じ辛い運命が待ち構えているのかもしれない、そんなことをこの歳になると希望より先に考えてしまいました。

とにかく落ち込んでる時、失恋してる時は観ちゃダメです。個人的にはダンサーインザダークの次にキツかったなぁ…