Masato

ミリオンダラー・ベイビーのMasatoのレビュー・感想・評価

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)
4.7
鬱ランクC+

生かすことは殺すことでもある

はぁ…

俺氏主催1人鬱映画祭を開始したわけですが、俺好みな映画だったけど、いきなりこれはマズかった…
ダンサーインザダークとか乗り切れんのかな…
本当に自分はドMなんだなと気付かされます。

淡々と描き、ロッキーのようなアメリカンドリームな演出から一転、悲観な道へと進む。
ロッキーのアンチテーゼのように思えた。あのようなアメリカンドリームを手にする人もいれば、その才能はあっても、ふとした時に転げ落ちる人もいる。全ての人がハッピーエンドにはならない。
その点で現実的で希望があるようでないような作りになっている。

ヒラリースワンクの熱演が光る。最近の映画であのような役を任されているのがわかった。
クリントイーストウッド大好き。昔の名残がある彼の映画が、私は大好物です。





ーーーー若干ネタバレーーーーー







安楽死、尊厳死を考えさせられる映画。
最近の医療の発達により人は延命できる道が増えた。しかし、そのことは本当に良いことなのだろうか?
もう死にたいと思っても、皆からは生きて欲しいと思う。でも、張本人からしたら、個人の意思を尊重されていない。

前にアメリカの女性が余命半年を宣告され、安楽死をするという自分の意思を尊重して亡くなりました。
世界中で尊厳死の議論がなされ、今も終わっていない。
宗教上観点から、人道的観点から。いろんな観点から出されるが、結論が出ることはないと思う。
私の意見としては、尊厳死は賛成です。この医療が発達した時代だからこそ、自由に選択肢はあるべきだと思います。生きたいと思うまで生きる。死を望めば死を望む。

1人のボクサーとして育て上げてきた。これ以上悔いはない。だけど、死なせたくはない。
1人の男が苦悩した決断にはとても苦しく救えない感情が出た。

ジェイバルチェルの立ち位置がイマイチ必要あるのかと疑問だったが、最後に理解できた。
それは、いくら自分が人生において負けても、死んでも必死にしがみつく。
人には色々な結末がある。だからこそ自分の行きたい道に自信を持って進む。
申し訳程度の救済措置だから、気は晴れない。