一見冷たい頑固なおじさんに見えるフランクは、熱い情熱と情に溢れるあたたかい人柄を秘めていて、大好きだった。モーガンフリーマンもいい味を出している。
真っ直ぐに戦うマギーの姿がかっこよくて、ボクシングがその真っ直ぐさを際立てていた。
最後のシーンは、人はどう生きるのが幸せか、深く考えさせられる。人生こそ、量ではなく質だ。マギーのように毎日を全力で行きたい。
フランクの家族関係が気になったけど、映画で触れられずに観客の想像に任されているからこそ、良いのかもしれない。マギーとフランクにはどこか似たところがあって、お互いに通じ合っていた。
ラストシーンで、”モ・クシュラ”とフランクがマギーのためにしたことが、フランクのマギーへの愛を表していて、とても感動した。
余韻が残る素敵な映画だった。
