トランスマスター

ミリオンダラー・ベイビーのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)
5.0
白人貧困家庭で生まれた女の子が、ウェイトレスをしながらひたむきにボクシングに打ち込み夢を実現させるための奮闘するお話し。・・・なんて簡単な話ではなかった!
その衝撃は、タランティーノ脚本の『フロム・ダスク・ティルドーン』
アントニオ・バンデラスの『私が、生きる肌』
ライアン・ゴズリングの『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』
に共通するインパクトがあります。

◆良い点/注目ポイント
・イーストウッド演じるトレーナーと教会の神父とのやり取りに注目Disりすぎて、後半シカトされています。
・モーガン・フリーマンもすごい。教会の神父でも出せない答えを持っています。
・アメリカの貧困・育児放棄・麻薬・犯罪の連鎖がどう起こるのか垣間見れます。

◆改善点
・なし。

◆総括
・スポーツ映画ではなく、完全なるヒューマンドラマ作品です。
・クリント・イーストウッド監督の人間描写は本当に凄いです。
1950年代B級TVスターから西部劇、『ダーティーハリー』でヒットした以降、California州Carmel市で2年市長をやっていますし、その後アカデミー監督ですから他のハリウッドセレブと視点というか洞察力が違いますね。