【名作を観ようシリーズNo.18】
自分の中ではクリント・イーストウッド監督のNo.1作品
娘に縁を切られたボクシングジムの老トレーナー(クリント・イーストウッド)と家族の愛に恵まれない女性ボクサー(ヒラリー・スワンク)との愛と絆の物語。
貧困の中、ひたむきに夢を追う女性ボクサー、マギー
最初は抵抗しながらも彼女を支えていくフランキー
そして、2人を結びつけるフランキーの盟友、スクラップ(モーガン・フリーマン)
少しずつ2人の絆が深まっていき、フランキーの中で愛が芽生えていく。
連戦連勝でようやく掴んだ大舞台、ミリオンダラーをかけた戦いへ…
”ル・クシュラ〟
何度観ても、胸が苦しくなる。
いつも私の”人生観〟を揺さぶってくるのだ。
この作品でも”グラン・トリノ〟のように牧師との問答がある。
イーストウッド、彼自身の煩悩のように思えてならない。
本当の意味で”生きる〟とは?
イーストウッドが観る者に投げかけてくる。
マギーとの思い出のレモンパイ。そのレストランでひとり佇むフランキーの背中が
切ない…