ディートリッヒのルビッチ観る
仕事三昧の旦那の留守にパリの旧
ロシア大公妃サロンに向かう英国
外交官の妻マリア
サロンで知り合うアンソニーと
食事を共にするが名も告げずに
去ってしまうがの話
三角関係のラブドラマ
ジタバタすることない大人な三人
言ってみれば仕事ばかりの旦那の目を
盗んで遊んだ妻の下世話な話ですが
毅然としたディートリッヒの美しさに
上品なドラマにすら思える
コミカルでもシリアスでもない独特の
空気感です
パリでの二人の出会いだけはユーモラス
でちょっとした偶然と勘違い
何度も書いてますが出会いは大事です
さりげなく使う小道具、オフ状態や省略
で観客の想像力に委ねるのはこれぞ映画
でしょという感じ
第二次大戦開戦には年数有りますが欧州
騒然の中外交官が仕事より妻を選択する
ところに反戦意識も少し感じたりも
ディートリッヒ曰く「凡作」だそうです
が今の所観た中のルビッチではベストで
あります