くろいひと

天使のくろいひとのレビュー・感想・評価

天使(1937年製作の映画)
3.7
おしゃれなおとなの映画。
扉を効果的につかった演出、窓越しに部屋のなかを流れるように見せていくカメラワークなど、ルビッチ一流のスタイルを堪能できる。
公園のベンチのシーンでは、消える女とそれを追う男をいっさい見せることなく、それを眺めている花売りの老婆の視線だけで見事に表現しており圧巻。

二度ピアノで弾かれるワルツはレハールのあるオペレッタのなかの二重唱。
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