Angeprunelle

インテリアのAngeprunelleのネタバレレビュー・内容・結末

インテリア(1978年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

他人事には思えないことが辛い。

不協和音
監獄のような冷ややかさ
無機質な空間

劣等感
親への愛情
姉妹のライバル心
承認欲求

「完璧」というものは自分にとってのみ最高で
自分以外には緊張感や恐怖感や威圧感を与えるものでしかない。

ある映画の中にあった
「完璧にしてしまうと 此処に居るものや来るものを 疲れさせてしまうかもしれませんから・・・」
という台詞を思い出した。

そしてこの言葉の大らかさというか楽さというか
優しさを噛み締めました。

インテリアのようにはいかない人の心。
相手を自分好みに変えられる程
人間は単純じゃない。

真っ赤なドレスを着こなすパールは
自由と愛と血と生命力を感じると同時に
嫌悪を抱く異質な存在でもあり
それでも未来を良い方向に導いてくれる
光のような存在にも思えた✧
Angeprunelle

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