あなただけ今晩はの作品情報・感想・評価

「あなただけ今晩は」に投稿された感想・評価

のん

のんの感想・評価

4.5

グリーンのタイトルが流れる中、グリーンの洋服に身を包んだイルマ(シャーリー・マクレーン)が男逹から口上手にチップを弾ませるシーンがリズミカルに挟み込まれる。
そんな風に始まる物語。

いやぁ~ん、もう!
とっても好き!
観終わった時のなんとも言えない嬉しい気持ち。
それこそ声に出して「あー、良かったー!」って言いたくなる映画。

舞台はパリの娼婦街。
そこで繰り広げられる人情喜劇。

イルマを演じるシャーリー・マクレーン、元真面目な新人警官ネスターにジャック・レモン。狂言まわしとして暗躍するムスターシュにルー・ジャコビ(口癖が“これは余談”)。
このキャスティングもたまらない。
ジャック・レモンの人情味溢れる困り顔!
ハスッパ(今でも使うかな?)な雰囲気のシャーリー・マクレーン。
軽い笑いの映画で役に命を吹き込んでるって凄いと思う。
こういう良さはこの時代のものなんだろうなぁ。

ビリー・ワイルダーはほんと名作が多いけど、この作品は同名ミュージカルが基になってるらしく、音楽とそこに乗せた演出のリズムが素敵。
そしてラストのどんでん返しもほのぼのと鮮やか。

最後にはネスターのネクタイもグリーンだったり、“THE END”の文字までグリーンという、徹底したこだわりに現れる魅力的な美術演出。
ああ、観て良かった\(^o^)/
as

asの感想・評価

4.2
ずっと見たかった🍋🍋!!
ビリーワイルダーはほんと面白い
mory

moryの感想・評価

4.0
コメディ!シュールな笑いが沢山あって、観ていてとっても楽しかった。この時代の映画っていいよなぁと思わせてくれる作品。
愛の過酷を笑いに変える男、ジャック・レモン!
素晴らしい。


『アパートの鍵貸します』が好きだったので、こちらも観賞してみました。映画自体、おもしろいことは間違いないですが、ビリー・ワイルダー監督の作品は、『アパート~』に限らず、『情婦』『お熱いのがお好き』など、どれも見終わったあとの余韻があり、味があり、心に残るものが多い。もっとも好きな監督の中のひとりであり、作品に対する敬意から、レビューも自然と丁寧語になってしまいます。

くそまじめな警察官ネスター(ジャック・レモン)が、転属初日に、売春を取り締まるのですが、上司も客のひとりだったため、あっさりクビにされてしまう。その後、娼婦のイルマ(シャーリー・マクレーン)と恋におち、ネスターは彼女のヒモになる。

ヒモになったはいいが、これ以上イルマに売春をしてほしくない。ネスターはある妙案を思い付きます。

すなわち、
1、カフェの店主から500フラン借りる。
2、自らが謎の英国紳士、X卿なる人物となり、
  イルマを500フランで買う。
3、イルマから500フランもらって
  カフェの店主に返す。
そしてこれをくり返すというのです!

ネスターのこの提案を聞いたとき、私の心は躍りました!こんなのうまくいくはずがない!どんなトラブルが待っているだろう!
と。

ひとつには、正体がバレるというのがありますね。または、イルマには実はもうひとり男がいて、500フランが返ってこない、という展開もありうるか・・。

などとドキドキしていましたが、私の貧相な予想などは、軽々超える大波乱の展開となりました。さすが、脚本の鬼、ビリー・ワイルダー。


原題は、“可愛いイルマ”と訳すそうですが、私は邦題の『あなただけ今晩は』の方が断然好きですね。
未見の方には、ぜひ見てほしい名画です。


-----以下はネタばれ含む-----







結局、この計画はうまくいかず、ネスターはイルマを愛するあまり誰も知らないところで、涙ぐましい努力をします。しかし、それも裏目に出て、ふたりはすれ違い、決定的な溝を生む。

一方で、イルマがX卿に恋をしてしまうという展開。さらには、ネスターがX卿殺人の犯人として、捕らえられるという展開。

登場人物はふたりなのに、三角関係がもつれる、という、もうドタバタの極みです。

ネスターもX卿になりきりすぎて、本気でX卿に嫉妬してしまい、カフェの店主に水をかけられるというシーンもある。個人的にはここがお気に入り。


愛の過酷を、軽妙な演技で笑いに変えてしまう、ジャック・レモンの素晴らしさ。

シャーリー・マクレーンも、ワイルダー監督とレモンなら問題ないとのことで、脚本もみずに、出演快諾したそうだ。
(午前十時の映画祭HP より)

製作:1963年(米)
監督:ビリー・ワイルダー
出演:ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン、ルー・ジャコビ
aqui

aquiの感想・評価

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ジャックレモンもビリーワイルダーも好きなんだけどいかんせん長い
ss

ssの感想・評価

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生真面目な警官が娼婦を水上げさせようってなんて…
と思ったら冒頭から心鷲掴み!
さっすがビリーワイルダー様!
しかも生真面目な警官がジャック・レモン!
お茶目で滑稽な感じがダダ漏れしておる。

パトカーで移送中、警官おちょくる娼婦たち…この図完全に女子高生におちょくられてる若い教師と構図が一緒(笑)

あなたを働かせるなんて…って泣いてめちゃくちゃ男前なこと言ってる。
彼女のヒモなら胸を張れそうだわね(笑)

ハラハラされられるし、キュンともさせられて笑わせてくれる。
やっぱりビリー・ワイルダーいい!

2018/6/17
のの

ののの感想・評価

5.0
もうこれめっちゃ好きだ!!!!
コメディタッチでテンポよく進むドッタンバッタン劇。
娼婦だらけなのに性的描写ほぼなし。
最高にキュートなヒロインと頑張りすぎて空回っちゃう主人公、2人のすれ違い……ままあるパターンだけどこれはピカイチ!元気出た!邦題も好き。
最後のオチとかは全く意味わからんけどそれもよし!
みぽち

みぽちの感想・評価

5.0
ジャケットからずっと惹かれてたけど観てよかった!!
ビリーワイルダー✖️🍋は最高😊!
脚本も演技も音楽も秀逸✨
『アパートの鍵貸します』のビリー・ワイルダー監督とジャック・レモンのタッグ作。
とてもポップで可笑しくて、彼女を誰にも取られたくない男性の必死さが皮肉に描かれた良作でした🌺

元警察官のジャック・レモンは娼婦と恋に落ちヒモになる。いろんな人と寝る彼女に嫉妬し始めた彼はある手段に出るのだが…。

バーの亭主がまたいい味を出していて、気絶した人に石鹸水を吹きかけるあたりは昔ながらのコメディっぽくて観ていて楽しい🙂
牢屋から逃げるシーンもね。

ラストにかけては少し悲しい雰囲気になるんですが、「あなただけ今晩は」ってタイトルの意味がしっくりきました。
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