《Hikikomoriはゾンビ同然だ！！》
ゾンビ映画あるあるをルールにする事で上手く逆手にとってるのが面白い。
ルールという予定調和に縛られた登場人物達。それはつまり非日常への恐怖からくるものです。普段通りの日常を繰り返し続ければ、確かにそれで上手くいくかもしれない。ただ、それだといつまでも同じ毎日が続くだけです。新しい明日という非日常は一歩踏み出し、予定調和をぶっ壊すことでしか手に入らない。
この映画が面白いなと思ったのが、普通ゾンビ映画はゾンビパンデミックを災厄として描きますが、本作は日常からの脱却という願望の表れとしてゾンビパンデミックを描いているとこ。その逃避願望の先に成長を持ってくるのが個人的には好き。
そしてなんと言っても、キャラクターが魅力的！ひきこもりの青年コロンバス役のジェシー・アイゼンバーグは相変わらずの愛嬌があって最高だし、なんと言ってもウディ・ハレルソンのタラハシーがとんでもなく魅力的！偏執狂的トゥインキー好きの荒くれ者で超強い。エマ・ストーンも「リトル・ミス・サンシャイン」のオリーブ役のアビゲイル・ブレスリンもかわいい。
エマ・ストーンとお近づきになれるなら、明日にでもゾンビパンデミックが起こってくれないだろうか....
個人的にはゾンビものはショーンオブザデッドとか本作みたいなコメディタッチのが好きかも。
