フワッティー

コカコーラ・キッドのフワッティーのレビュー・感想・評価

コカコーラ・キッド(1985年製作の映画)
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ドゥシャン・マカヴェイエフが豪州で撮ったコメディ映画。興行的失敗作。

表向きは貿易摩擦、裏には成果主義への皮肉。『スウィート・ムーヴィー』とはうってかわって、ハリウッド的な土俵に立ち、資本主義社会の一コマを内側から皮肉する。

ベッカーは凄腕営業マンとしてオーストラリアに派遣され、その愛社心を見せるが、コカコーラが好きなのではなく、自分の成果を評価してくれる一流企業コカコーラ社に忠誠しているだけである。ベッカーが作中でコカコーラを飲むシーンはなく、地元の人々にコカコーラを振る舞うパーティーのシーンでさえ、スキットルで自前の酒を飲む。
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