オーウェン

夢駆ける馬ドリーマーのオーウェンのレビュー・感想・評価

夢駆ける馬ドリーマー(2005年製作の映画)
2.1
競走馬を描く映画は数多くあるが、やはり本命は「シービスケット」で間違いない。
この作品は後塵であり比べられると相当に苦しい。

大馬主の下で働く調教師のベン。
だが育てていた馬のソーニャがレース中に転倒して骨折。
安楽死をオーナーが命じるが、ベンは馬を引き取る決断を下す。

物語が空虚なのは、ソーニャが再び走り出すまでの過程がほとんど描かれないことだ。
馬よりも人間のドラマが先に出ており、さらにはダコタ・ファニングが中心なので泣かせのドラマを見せようとしているのも引っかかる。

実質レースシーンなんて数えるほどしかなく、興奮させようともしない迫力の無さ。
「シービスケット」の対抗馬どころか、大穴狙いのような出来。
オーウェン

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