スズランテープ

抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-のスズランテープのレビュー・感想・評価

3.8
初ロベールブレッソン
Eテレ深夜2時の脱獄講座として放送できそうな作品。
無駄が排除されたコンパクトな映画、文学に例えると川端康成的な感じw
私の大好きな『穴』とは違い、タイトル通り手記形式で進んでいく。先述した通り、過剰な演出と無駄が少なく、淡々とした作りになっている。
ブレッソン監督はめちゃくちゃすごい映像表現をする人だと思っていたので、手記形式のモノローグ主体だったのは少し残念に感じてしまった。
ただライティングなどで圧倒的な技量が感じられ、飽きることはなかった。
なのでブレッソン監督の他の作品も見たいと思う。
スズランテープ

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