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ゾンビ/ディレクターズカット完全版のmgcのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

【ゾンビ映画の典型】
ロメロのゾンビ3部作 2作品目。
前作「ナイトオブザリビングデッド」から予算とパワー増しでゾンビ大復活!

今日観ても全く色褪せないし面白い。単に残虐で衝撃だけ与えるホラーではなく、ドラマ映画のように落ち着いているのも印象深い。今回もゾンビの怖さではなく、人間醜さ、怖さをテーマに添えて。

今回はゾンビがはびこるショッピングセンターに男3女1で籠城するのだが、「ナイト〜」とは打って変わって、ゆる〜いBGMで食料確保作戦やゾンビ閉じ込め作戦が進む。
あと案外メンバー達はショッピングセンターで好き勝手できる生活を充実してたりする。コメディやんwwwって思うけど深読みすれば「想像したよりユル〜く世界の終わりは来てしまうんだよ」ってゾッとする。

ゾンビがショッピングセンターに蔓延る理由が面白い。ショッピングセンターというものはこの当時に出来始めたもので田舎のローカルな店たちを廃業に追い込んだ。アメリカの古き良きモノをよくも!というロメロ大量消費社会への痛烈批判。
実際に人がショッピングセンターに出向く理由は大抵「やることないからなんとなく」で、そんなんゾンビと一緒やんけ!ってメッセージらしい。

でもこの撮影地周辺の地元住民は、映画の撮影だー!と皆喜んでエキストラゾンビとして参加したらしい。しかも私服で。かわいい。

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惑星爆発の影響でアメリカ全土にゾンビが蔓延り3週間。政府も報道も成すすべはなくなってしまった。

最中、テレビ局で働くカップルと知り合いの特殊部隊の2人、計4人でヘリコプターに乗り込み世紀末のアメリカを彷徨う。

発見したのはショッピングセンター。4人はしばらく籠城することを決め、食料や生活用品を確保しつつ、少しずつセンター内のゾンビを排除していく。

1人噛まれてリタイアしちゃうけど、いつしか3人のショッピングセンター生活は充実していた。しかしセンターの外ではジワジワと世界は終わりを迎えようとしている...

せっかく制圧したセンターなのに、強盗団がやってくる。メンバーはブチギレて全面戦争!!カオスの中1人はゾンビになり...1人は自殺を考えるもやっぱり生きたい!生き残った2人を乗せたヘリはショッピングセンターを飛び出した。
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