ピンフまんがん

ゾンビ/ディレクターズカット完全版のピンフまんがんのレビュー・感想・評価

4.8
ゾンビ映画の金字塔、という以上の、ホラー映画の教科書といっていいような、これぞ映画だと思います。
一番感じたのは、実は人間が一番恐ろしいのではないかというようなメッセージ性がすごい。後半のゾンビと悪党と三者交えるシーンや、仲間同志の微妙な心理、何でも手に入り放題という状況になった時の人間の本能とか、今でも全く色褪せないシーンで面白い。ショッピングモールという舞台設定にしたのが作者のセンスを感じる。
そしてゾンビの動きがじわじわと恐怖感を煽るような、こだわりが見えていて素晴らしい。