しょうちゃん

ゾンビ/ディレクターズカット完全版のしょうちゃんのレビュー・感想・評価

5.0
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」に次ぐ“リビング・デッド”プロジェクト第2弾。

突如、
死者が生き返り人間を襲い始めた。
甦った死者=ゾンビがうごめく阿鼻叫喚の地獄で、
フランシーン、
スティーブン、
ピーター、
そしてロジャーの4人は巨大なショッピングセンターにこもり束の間の平和を得るが、
やがて最大の恐怖と危機が迫る―。

言わずと知れたゾンビ映画の金字塔。
公開から40年経っている現在でも全く色あせないどころが、
本作を超える作品が未だに現れないのも確か。
ショッピングセンターに篭城するシチュエーションがいい。
ただのモンスター映画だけに終わらず、
極限状態での人間の心理描写までしっかりと描かれている。
決して走らないゾンビの造形も素晴らしい。
本作でゾンビの特徴でもある、
走らない、
噛まれると感染、
頭が弱点、
音に敏感などが確立されている。
一番恐ろしいのはゾンビではく人間であるというのもお約束となっている。
今観ると、
特殊メイクなんかはさすがにチープ感はあるが、
そんなことは一切気にならないくらい名作である。
しょうちゃん

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