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ランボー/怒りの脱出のEditingTellUsのレビュー・感想・評価

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)
3.4
March 25th

Sylvester Stallone主演作品
James Cameron脚本
Jerry Goldsmith音楽
シリーズ第2作目

この戦争はまだ終わってない。お前らもわかってるはずだ。

1作目よりもストーリーがはっきりしていましたね。James Cameronがファーストドラフトを書いたということもあり、アクションシーン満載で、エンターテインメント性を前面に出したストーリーライン。それにSylvester Stalloneが政治的要素を加え、1作目との繋がり、Ramboのより直接的な戦争体験を描いていた。もうほとんどベトナム戦争と変わりない描写だったが、そのなかに、愛国心と、それが報われない兵士たちの怒りやその無力さが描かれている。

アクションシーンは中盤から後半にかけてめちゃめちゃ盛り上がっていましたね。実際に爆破したシーンは迫力満載で、複数のカメラを使い一つのショットを分解して使っていて、より大規模な爆破シーンに仕上げていました。

音楽とかサウンドという面では、どうしても現代の作品と比較してしまうと辛い。サウンドトラックをかなりの量作ってると思うが、ミックスがどうしても時代を感じてしまう。

単純にフィルムメイキングとして、あまり多くの人数をかけず、実際の戦争のような緊張感、壮大さを表現するための工夫がいろいろあり、この時代の映画を観る価値を感じました。マスターのクレーンを使ったカメラワークとかは今もほとんど変わってないし、Speilbergに代表されるようなキャストたちのバックグランドでの動きなんかにも特徴があった。アクションシーンとしては、今でも通用するような気がする。言ってみれば、もっと革新的なアクションシーンの作り方というのもあるのかもしれない。
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