【シリーズ強化月間①『ランボー』】
『ランボー』2作目。ベトナム帰還兵に対するアメリカの冷淡さを描いた社会派作品だった前作とは打って変わり、アクションを前面に押し出した作品に仕上がっています。もちろん、前作にもあった「ベトナムに参戦した兵士に対して、国は冷たすぎる」という内容はあるにはありますが、その批判はアメリカという国家に対しては向けられません。
「今度は勝てますか」とランボーは聞きます。「前回」はもちろんベトナム戦争です。これを踏まえて本作を観ると、本作はベトナム戦争の雪辱を晴らす内容に見えなくもなく、ややアメリカ万歳映画に近づいてきたかなと思います。