松原慶太

お嬢さん乾杯!の松原慶太のレビュー・感想・評価

お嬢さん乾杯!(1949年製作の映画)
3.9
自動車修理工場を経営する男・石津(佐野周二)のもとに、縁談が持ち込まれる。相手は学習院出の良家の子女(原節子)。堅苦しいことがキライな石津は、なんだかんだで理由を付けて見合いをことわろうとするが、お嬢さまをひとめ見るなり恋に落ちる。

戦後の新興成金だが、根は正直でヒトがいい男を、佐野周二(関口宏のオヤジ)が好演している。あまりルックスがよくないのが功を奏している。その弟ぶんの佐田啓二(邦画史上最高イケメン)もいい。没落した金持ちの令嬢を演じる原節子はハマり役で、登場シーンから神がかっている。

原節子追悼で鑑賞。木下恵介監督なめてました、すみません。格差恋愛という、よくあるパターンなのだけれども、いまみても新鮮。ロマンチックコメディというわりには、笑える部分は正直すくないが、テンポもよく、配役もよく、楽しめる。ラスト、スパッと終わるのが洒落ている。