Omizu

ベルエポックのOmizuのレビュー・感想・評価

ベルエポック(1992年製作の映画)
2.9
【第66回アカデミー賞 外国語映画賞受賞】
四姉妹の末娘のペネロペ・クルスがかわいい!というだけ。

この年はカンヌ映画祭パルムドールの香港代表『さらば、わが愛 / 覇王別姫』、ベルリン映画祭金熊賞の台湾代表『ウェディング・バンケット』、カンヌ映画祭カメラドールのベトナム代表『青いパパイヤの香り』とアジア圏から3作品入ったことから割れ、その結果この作品に転がり込んだと言われている。

一応本作もベルリン映画祭のコンペ作品ではあるのだが、中身は陳腐な恋愛ドタバタコメディ。ある屋敷に転がり込んだイケメン脱走兵が四姉妹をそれぞれ引っ掛けて末娘とくっつくというどうしようもない話。

まあスペインらしい野放図な恋愛観というかセックス観は面白いと言えば面白い。またレズビアン的指向のビオレタのくだりはなかなか面白い。

面白いところがないとは言わないが、今なら国際問題にもなりかねない仮装パーティーでの黒塗りや、前述したような陳腐なストーリーは如何ともし難い。
Omizu

Omizu