ブタブタ

ゴジラ FINAL WARSのブタブタのレビュー・感想・評価

ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)
4.9
黒澤明がゴジラが撮ったら東宝は潰れると誰かが言ってましたがもし実現していたら内容はともわれ映画史に残る事件になっていたと思います。
日活ロマンポルノがエロシーンさえあれば後は何もやってもOKな様に「監督×ゴジラ」の組み合わせでゴジラが出れば後は何もやってもOK、と言うゴジラ映画が毎年やっていたらと思うのですが今の日本映画界にそんな余裕も体力もないのでしょうね。
ファイナルウォーズはゴジラ映画の最後に咲いた徒花であり蘇った「東宝チャンピオン祭り」であり、本来ならこういったゴジラ対敵怪獣+人類のお祭り映画が毎年あって然るべきなのですが。
伊藤計劃氏の『伊藤計劃第弐位相』収録・シネマトリックス「ゴジラファイナルウォーズ」の(嘘)感想としてファイナルウォーズのオリジナルプロットが掲載されていたのですが余りに素晴らしいので少し引用します。
設定は1999年。人類文明は滅亡寸前であり地球は怪獣が跋扈するジュラ紀の様相で最後に残った人類の砦は日本の関東圏・対怪獣の要塞と化して異様な進化を遂げている「要塞武装都市東京(デザインは岡本太郎やダリを思わせそれ自体が超巨大怪獣の如き姿)」
対ゴジラの最終手段として原子爆弾の製造や都市伝説としてのマクガフィン=オキシジェン・デストロイヤー等々…これを映像で見られたらと思いました。
北村監督は会う人会う人に「何でジェットジャガーを出さなかった」と言われたそうですが、やはりこの映画に足りなかった物はジェットジャガーだと思います。
もしジェットジャガーを出すとしたら単なるロボットではなく、人型怪獣として思い浮かぶのは『サンダ対ガイラ』~なのでサンダとガイラをサイボーグ化し装甲を被せた半生物兵器と言う設定とか、それぞれ中身がサンダのジェットジャガーは松岡、ガイラのジェットジャガーはケインが乗り込んでジェットジャガー同士でガン=カタで戦うとか、映画の中盤で2体共破壊されるので最後はプロトタイプのジェットジャガー(中身はフランケンシュタイン、色はプロトゲッターに倣って白、通称プロトジャガー)に乗り込むとか(妄想終わり)
メーサー砲を担いで怪獣と人間(ミュータント)が戦う、と言う無茶な事をやっただけでこの映画はあとジェットジャガーさえ出ていれば100点満点です。
欲を言えばエビラだけでなくラドンやカマキラスと言った相手もガン=カタで倒す戦闘シーンが見たかったです。