ShinMakita

ワイルド・レンジ 最後の銃撃のShinMakitaのレビュー・感想・評価

2.7
1882年の西部…
牧場を持たずに牛を追うチャーリー・ウェイトとボス・スピアマンは、10年組んでいるカウボーイのコンビ。2人は心優しい大男モーズと少年バトンと共に牛の群れを移動させていた。ある時、小さな町フォート・ハーモンに立ち寄った際、牧場主バクスターと保安官プールの怒りを買ってしまう。牛を狙うバクスターにモーズを殺された上バトンも半殺しにされたチャーリーとボスは、バクスター一味との対決を決意する。



「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」


ケビン・コスナー監督・主演。ロバート・デュバルが相棒ボスを演じる本格ウェスタンです。悪役バクスターは、ダンブルドア先生でお馴染みマイケル・ダンボン。バトンは、のちにキャシアン・アンドーになるディエゴ・ルナ。ヒロイン役はアネット・ベニングです。

コスナーとデュバルの友情ドラマとして、とにかく最高。葉巻とスイスチョコ、本名告白という死地に向かう儀式的やりとりに胸が熱くなります。アクション映画のセオリーとはちょっと違う独特のテンポで展開する銃撃戦も良かったですね。難は、アネット・ベニングがあまりにステレオタイプというか男の理想形というか、そんな女性像だったのが残念。しかし、こんな男臭いのにこんな後味が良い映画もないでしょうな。2000年代西部劇の代表格的作品です。オススメ!
ShinMakita

ShinMakita