kanaco4月末までお休み中

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのkanaco4月末までお休み中のレビュー・感想・評価

4.4
傷ついた天才少年と心理学者の交流を描く素敵なヒューマンドラマ。色々と考えさせるようなセリフが多く耳に痛いようなセリフもあり。感動的な余韻が続いて、「私今、映画みている🤭」って感覚になれる。天才少年と心理学者が素晴らしい「親友」となったように、人によっては良き友になれるような映画。(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

泣ける系や感動系の映画まとめサイトで大概名前が挙がっている本作。タイトルだけは聞いたことがあったけど見る機会なく(というか、コロナが流行る前は基本ホラー映画とアクション映画しか見てなかった)、今回初見。すごく良かった…。

天才的な頭脳を持つが、過去のトラウマから攻撃性を持って心を閉ざす少年ウィル。彼の才能に惚れ込んだ数学者ランボーは、ウィルを更生させるために、旧友の心理学者ショーンにカウンセリングを頼む。ウィルとショーンは反発しあいながらも交流を重ね、自分自身や人生を見つめなおしていく…みたいなお話。

とても素敵なヒューマンドラマだった。学生の頃とかもっと早く見たらよかった(いやでも学生の頃だと捻ねた見方をしたかもしれん…)。色々考えさせるようなセリフが多く、耳に痛いようなセリフもけっこうあった。ラストは感動的な余韻が続いて、「私今、映画みている🤭」って感覚になれる。泣くような激しい感情を揺さぶる感じではなくて、じんわりと頬が緩むような、穏やかな気持ちになれるようなタイプの感動。個人的に今のところBESTマットデイモン BESTガス・ヴァン・サントだった。(とかいって、それぞれ4、3作くらいしかみてないけど・・・)。

心理学者が天才少年に「絵一枚で傲慢にも僕って人間を切り裂いた」と怒り諭すセリフが出てくるシーンがあるのだが、けっこう響いた。まぁ、対面している場合もそうだけど、昨今、いろいろな媒体で、真/偽、断片的/全体像、主観/客観などなど関係なく雑多に情報が溢れかえって、見たくなくても強制的にショート形式で流れてくるからこそ、ちょっと考えちゃう。こういう感想の書き込みも、自由気ままに言いたい放題しているけど、なんというか、うまくは言えないけど、少なくとも作った人には敬意をもって、傲慢にならないようにはいたい…です、はい。