アンタレス

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのアンタレスのレビュー・感想・評価

4.0
天才的な頭脳を持ちながら、幼い頃のトラウマから逃げられない青年、ウィル。愛していた妻に先立たれ失意の底でもがく心理学者、ショーン。そして、ウィルの無二の親友であるチャッキー。この三人が織り成す美しい友情と、成長の物語である。

主演のマット・デイモンとチャッキーを演じるベン・アフレックが共同で担当した脚本は、第70回アカデミー脚本賞を獲得している。
なるほど、確かに。非の打ち所がない脚本だと思う。場面の展開の仕方も、キャラクターの個性も秀逸で、友情を描く作品としては最上級だと思う。
そして、「ゴッドファーザー」のマーロン・ブランドのように、喋らないシーンでも目や仕草でオーラを放つ名優 ロビン・ウィリアムズが、脚本のクオリティを一回りも良くしている。
まさに、名作と呼ぶに相応しい作品ではないだろうか。
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