起こってしまった出来事を、自分のせいでないのに、自分のせいだと思い込んでしまうこと……罪の意識が多かれ少なかれ、この経験は多くの人が経験していると思います。
特に幼い頃の出来事だと、その人の性格の軸に影響を及ぼす可能性が高い……
この映画を勧めてくれた人が、以下のエピソードを聞かせてくれました。『ガンジーが、父親が重い病気だというのに、その看病をおざなりにして最愛の妻に会いに行ってしまう。その最中に父親が死んでしまい、以来、「自分に罪がある」「自分のせいで」という罪悪感を背負うことになる。当時16歳だったガンジー。この出来事が、のちに彼の「禁欲、非暴力」主義へと繋がる（※諸説あります）』
レビューから、かなりズレたけれど、『自分のせいで』と思ったことって、わざわざ人に話さないから、「あなたのせいじゃないよ」と言ってくれる人はなかなか現れない。そしてその意識を持ったまま性格の一部が形成されてしまう……。グッドウィルハンティングは、上の経験に心当たりのある人、経験があるけどそれに気づけてない人、に、とても響くお話だと思いました。
「it's not your fault.」この言葉にどれだけウィルが救われたか…。込み上げて、というよりも、自然に、突然、涙がこぼれました。。。
ウィルとショーンの関係性がいい。ぜひ、まだ観ていない人に観て欲しい映画です。
